青森県は本州の北端に位置し、津軽海峡を挟んで北海道と対峙しつつ南は秋田県と岩手県とに接する県である。平均高度は243m、最高地点は弘前市および西津軽郡鰺ヶ沢町に位置する岩木山の1,625m。全般的な気候の特徴は奥羽山脈を境に、東側は太平洋岸式気候で夏季に冷たい偏東風(やませ)が吹き付け、冬は積雪が少なく晴れの日は多いが寒さは厳しい。一方、西側は日本海式気候で夏季でも偏東風の影響は大きくなく、しかし季節風は強くて雪も多く、くもりがちな日が続く。年間の平均気温は10.7℃と全国で3番目に低く、年間日照時間は全国44位で1,735時間である。
県庁所在地は青森市。
人口は約140万人で、うち25歳以上のサイクリング人口は43,000人と、25歳以上人口100人あたりの数は全国39位である。
1.青森県の自転車道・サイクリングコース
青森県には青森市松森~十和田湖町法量の最長43.5kmの「青森十和田湖サイクリングロード」があり、まだ分断状態だが人気は高い。また、上級者ライダーには総延長200kmの「津軽半島一周」サイクリングコースが人気である。
2.青森県の競輪場と競輪選手
青森市には青森競輪場がある。通称は「みちのく競輪」、あるいは近くに三内丸山遺跡があることから「Jomon Bank(縄文バンク)」と親しまれている。施設所有および主催は青森市で、競技実施はJKA東日本地区本部北日本競技部。車券販売のウェブサイトはオッズパークで、電話投票における競輪場コードは12#。そして、青森県出身の競輪選手は、岩崎誠一、坂本典男(南部町)、ロサンゼルスオリンピック銅メダリストの坂本勉(南部町)、佐々木健司(青森市)、坂本貴史、新山響平(八戸市)、高谷雅彦、奈良岡彩子などがいる。
3.青森県の自転車イベント
青森県では160kmを8時間以内に走るセンチュリーライド「津軽半島センチュリーラン」が開催されている。このイベントは歴史も長く、2018年には開催第10回目を迎える。また、日本で最も過酷なロングライドとも呼ばれている「下北半島ロングライド」も青森県での開催であり、こちらのイベントでは14時間以内に310km(獲得標高3556m)の完走が目標のため非常に過酷なイベントだと評判だ。
他にも「サイクルイベントin田子町」「青森スピードパーク杯青森エンデューロ」「青森旅情明治の悲劇編 八甲田雪中行軍 史跡ライド」「青森旅情太宰治編 奥津軽ドリームライド」「青森CUPスーパーロードレース」「夏泊半島ブルーロードライド」などが開かれている。
4.青森県のヒルクライム
青森県には挑戦すべきヒルクライムが3つある。
チャレンジヒルクライム岩木山(弘前市)、秋田経由の十和田湖(十和田市・平川市・秋田県鹿角郡小坂町)、青森経由の十和田湖(十和田市・平川市・秋田県鹿角郡小坂町)である。