千葉県は東京・埼玉・茨城に接し、関東地方の南東部に位置する県である。平均高度は日本で最も低い42m、最高地点も全国で最も低く、千葉県南房総市にある嶺岡愛宕山(みねおかあたごやま)の408mである。これは長野県の平均居住高度(644m)よりも低い数値である。
気候の特徴は、半島に位置する上、平均高度も低いので1年通して温暖な気候であり、全域が太平洋側気候に属する。年間平均気温は大分県と同じ16.3℃と全国17位で、年間日照時間は全国13位の2,113時間、年間降雨量は全国27位の1,496mmである。
県庁所在地は千葉市。
人口は約620万人で、うち25歳以上のサイクリング人口は406,000人であり、25歳以上人口100人あたりの数は全国5位である。
1.千葉県の競輪場
千葉県には2つ競輪場がある。
千葉市中央区の「千葉競輪場」と松戸市の「松戸競輪場」である。
千葉競輪場の施設所有および主催は千葉市で、競技実施はJKA東日本地区本部南関東支部。、販売サービスはチャリロトで、電話投票の競輪場コードは32#である。
一方、松戸競輪場の施設所有および業務包括委託は松戸公産株式会社で、主催は松戸市、競技実施はJKA東日本地区本部南関東支部。販売サービスはチャリロトで、電話投票の競輪場コードは31#である。
2.千葉県出身の選手
千葉県出身の競輪選手は非常に多い。
銚子市の石毛克幸、流山市の浦部郁里、君津市小松崎大地(元 徳島インディゴソックス選手)、野田市の坂巻正巳・十文字貴信(アトランタ五輪銅メダリスト)、習志野市の白鳥伸雄、市原市の鈴木誠、松戸市の関口美穂・山本奈知、八千代市の滝澤正光(1985年世界自転車選手権銅メダリスト、日本競輪学校第23代校長)、浦安市の南原照也、千葉市の東出剛、茂原市の吉井秀仁、その他、伊勢崎彰大、太田義夫、岡島正之、篠崎新純、武井大介、田中まい、利根川勇、花嶋洋之などがおり、マウンテンバイクレースやクロスカントリー選手として北京オリンピック出場した片山梨絵、トラックレース選手の太刀川麻也、ロードレース & トラックレース選手である盛一大らも千葉県の出身である。
3.千葉県の自転車道・サイクリングコース
千葉県における大規模サイクリングロードは、松戸市小山~野田市関宿本町にかけての総延長41.4km の「江戸川左岸自転車道(別名「松戸野田関宿サイクリングロード」)」、我孫子市布佐~流山市深井新田にかけての総延長30.8kmの「手賀沼自転車道(別名「我孫子流山サイクリングロード」)」、八千代市保品~印旛郡栄町和田にかけての総延長27.3kmの「印旛沼自転車道(別名「八千代印旛栄サイクリングロード」)」、南房総市和田町下三原~館山市館山にかけての総延長50.4kmの「和田白浜館山自転車道」、三郷市~幸手市にかけての総延長35.9kmの「江戸川自転車道(別名「三郷幸手サイクリングロード」)」などがある。
4.千葉県の自転車イベント
千葉県では160kmを8時間以内に走るセンチュリーライドは3つ開催されている。千葉県サイクリング協会が主催する「銚子センチュリーラン」、KSインターナショナルが主催する「房総センチュリーライド」、東京サイクリング協会が主催する「東京センチュリーライド」である。どれも数少ない首都圏開催の大会とあって、かなり走りごたえのあるコースである。
その他、全国からサイクリストが集まる「ツール・ド・ちば」、初心者向けのサイクルロードレースとタイムトライアル「秋のしもふさクリテ in フレンドリーパーク下総」、エンデューロ・ロードレース・新種目チームタイムトライアル・サイクルフルマラソンもある真夏のサイクルロードフェスタ「そでがうらサマーサイクルロードフェスタ」、南房総を駆け抜ける「GREAT EARTH 千葉南房総ライド」など、千葉県では自転車のイベントは数多く開催されている。
5.千葉県のヒルクライム
千葉県には挑戦すべきヒルクライムが1つある。
安房天津経由の麻綿原高原(鴨川市・夷隅郡)である。