岐阜県は、南は愛知と三重、東は長野、西は滋賀・福井・石川、北は富山に接し、中部地方の西部に位置する海のない内陸県である。平均高度は全国4位の698m、最高地点は長野県と同じく日本第3位の高峯である穂高岳の3, 190mである。
気候の特徴は、全域が内陸性気候に属するが、地域ごとの標高差が大きいため同じ県内でも気候差が大きい特色を持つ。年間平均気温は全国21位の16.1℃で、年間日照時間は全国7位の2,209時間、年間降雨量は全国20位の1,719mmである。
県庁所在地は岐阜市。
人口は約200万人で、うち25歳以上のサイクリング人口は90,000人であり、25歳以上人口100人あたりの数は全国22位である。
1.岐阜県の競輪場
岐阜県には2つ競輪場がある。岐阜市の「岐阜競輪場」と大垣市の「大垣競輪場」である。
岐阜競輪場は、施設所有および主催は岐阜市で、競技実施はJKA中日本地区本部中部支部。車券販売のウェブサイトはKドリームスで、電話投票における競輪場コードは43#である。イメージキャラクターは長良川鵜飼PRマスコット「うーたん」。
一方、大垣競輪場は、施設所有および主催は大垣市で、競技実施はJKA中日本地区本部中部支部。車券販売のウェブサイトはKドリームスで、電話投票における競輪場コードは44#である。マスコットキャラクターは「かきじゃん」。大垣の「垣=カキ」に因んだネーミングであり、その名を冠した「かきじゃんカップ」も開催されている。
2.岐阜県出身の選手
岐阜県出身の競輪選手には、大垣市出身の山田裕仁・山口幸二・山口富生・松岡篤哉、美濃加茂市出身の石井貴子、高山市出身の小坂知子、各務原市出身の長澤彩、美濃市出身の永井清史、笠松町出身の竹内久人、岐南町出身の加藤慎平・植松仁などがいる。
また、バルセロナオリンピックの個人スプリントに出場し7位入賞を果たした黒木美香は大垣市出身で、ロードレース選手の田中光輝や橋本英也は岐阜市出身である。
3.岐阜県の自転車道・サイクリングコース
岐阜県における大規模サイクリングロードは、岐阜市忠節町~海津市油島を結ぶ総延長37km「長良川自転車道(別名「岐阜千本松原公園サイクリングロード」)」、岐阜市上材木町~美濃市曽代を結ぶ総延長23.1kmの「長良川清流自転車道(別名「岐阜小倉公園サイクリングロード」)」などがある。
その他、整備された堤防道を走りながら史跡巡りができる「四国山香りの森公園サイクリングロード」、八幡町・サイクリングタ-ミナル~明宝博物館 にかけての総延長32.8kmの「郡上八幡サイクリングコース」、高鷲村・ひるがの高原~上野高原~ひるがの高原にかけての総延長18.8kmの「ひるがの高原サイクリングコース」、利用者の約50%が外国人観光客でトリップアドバイザーでも非常に高評価を獲得している「飛騨里山サイクリング」などがある。
4.岐阜県の自転車イベント
岐阜県では160kmを8時間以内に走るセンチュリーライドは開催されていないが、シクロクロス車両・FATバイク・シングルスピード車両でも参加可能な「かかみ野MTBフェスティバル」、信号が少ないと評判の「グランフォンド東濃サイクリング大会」、自転車で登れる日本一高い場所がゴールのハードなヒルクライム「乗鞍スカイラインサイクルヒルクライム」、西日本地区最大級のヒルクライムレース「伊吹山ドライブウェイヒルクライム」など、様々な自転車イベントが開催されている。
5.岐阜県のヒルクライム
岐阜県には挑戦挑戦すべきヒルクライムが多くある。
恵那経由の蛙川峠(恵那市・中津川市)、中津川経由の蛙川峠(恵那市・中津川市)、白川経由の天生峠(大野郡・飛騨市)、飛騨経由の天生峠(大野郡・飛騨市)、伊吹山ドライブウェイヒルクライム(岐阜県不破郡・滋賀県米原市)、ツール・ド・あいち神坂峠(中津川市)、岐阜経由の二ノ瀬峠(岐阜県海津市・三重県いなべ市)、岐阜経由の温見峠(岐阜県本巣市・福井県大野市)である。