石川県は、南東は富山と岐阜、南西は福井に接し、中部地方の北西部に位置する県である。平均高度は299m、最高地点は石川県白山市と岐阜県大野郡白川村にまたがる白山（はくさん）の2,702mである。

気候の特徴は全域が日本海側気候型である。そして、その特徴は冬に顕著で、北西からの季節風により気温が低下して降雪日が多くなる。また、地元でブリ起こしと呼ばれる冬の雷の発生数は日本一多く、この降雪と雷が同時に起こる現象は世界的にも珍しいと言われている。年間平均気温は14. 8℃と全国33位で、年間日照時間は全国30位の1,861時間、年間降雨量は全国4位の2,635mmである。

県庁所在地は金沢市。
人口は約114万人で、うち25歳以上のサイクリング人口は57,000人であり、25歳以上人口100人あたりの数は全国14位である。

1.石川県出身の選手

石川県出身の選手には、1964年の東京オリンピックで個人ロードレースに出場した辻昌憲、1992年のバルセロナオリンピックに出場した大門宏がいる。

また、競輪選手には、金沢市出身の北野武史や元プロ野球選手の北野良栄にバルセロナオリンピック出場の小嶋敬二、内灘町出身の坂上忠克と坂上樹大などがいる。

2.石川県の自転車道・サイクリングコース

石川県における大規模サイクリングロードは、羽咋市川原町～羽咋郡志賀町富来牛下にかけての全長32.9kmの「羽咋健民自転車道」、河北郡内灘町向粟崎～羽咋市柳田町にかけての全長33.6kmの「能登海浜自転車道（別名「金沢羽咋サイクリングロード」）」、金沢市佐奇森町～小松市安宅町にかけての全長25.5kmの「加賀海浜自転車道（別名「金沢小松サイクリングロード」）」、松市花坂町～加賀市片野町にかけての全長26.7kmの「小松加賀健民自転車道」、白山市白山町～白山市木滑にかけての全長43.3km「手取キャニオンロード（別名「手取川サイクリングロード」）」があり、それらはそれぞれ「いしかわ大規模自転車道」の一路線である。ちなみに、「いしかわ大規模自転車道」は総延長160km以上にも上る。

3.石川県の自転車イベント

富山県では160kmを8時間以内に走るセンチュリーライドは開催されていないが、片道コース6.2km・高低差480m・平均斜度7.8度「宝達山ヒルクライム」、1989年に始まった総距離400km超の「ツール・ド・のと」、ハイスピード・レースの「内灘サイクルロードレース大会」など、全国的にも注目されているイベントがいくつか開催されている。

4.石川県のヒルクライム

石川県には挑戦挑戦すべきヒルクライムが2つある。

南砺経由の夕霧峠（富山県南砺市・石川県金沢市）と、金沢経由の夕霧峠（石川県金沢市・富山県南砺市）である。