高知県は、北東は徳島、北西は愛媛に接し、南は太平洋に面する四国地方南部の県である。平均高度は405m、最高地点は高知県と徳島県にまたがる三嶺(みうね/さんれい)1,894mである。
気候の特徴は、よく晴れるが降る時には一気に降る傾向が強い。年間平均気温は四国のどの県(香川・徳島・愛媛)よりも高く全国5位の17.0℃を誇り、年間日照時間は全国17位の2,095時間、年間降雨量は全国1位の3,659mmである。
県庁所在地は高知市。
人口は全国で3番目に少ない約70万人で、うち25歳以上のサイクリング人口は22,000人であり、25歳以上人口100人あたりの数は全国43位である。
1.高知県の競輪場
高知県には競輪場が1つある。高知市にある高知競輪場である。
松山競輪場は、競輪場県陸上競技場である。施設所有および主催は高知市で、競技実施はJKA西日本地区本部中国四国支部。電話投票の競輪場コードは74#。マスコットキャラクターは「クーリン」。
一方、2015年より全国4番目となるミッドナイト競輪が開始され、翌2016年には「ミッドナイト競輪 in 高知」の新キャラクター「真夜りん(まやりん)」が採用された。
2.高知県出身の選手
高知出身の競輪選手には、史上初の親子特別競輪制覇を果たした松村憲・松村信定や、元プロ野球選手の宮崎一彰、土佐山田町出身の山崎勲、高知市出身の山口菜津子や山原さくらなどがいる。
3.高知県の自転車道・サイクリングコース
愛媛県における大規模サイクリングロードは、香南市吉川村~安芸市西浜を結ぶ18km「高知安芸自転車道(別称・高知室戸岬自転車道/南国自転車道)」、四万十市山路~黒潮町浮鞭を結ぶ43.9km「黒潮四万十自転車(別称・中村大方自転車道)」などがある。
4.高知県の自転車イベント
高知県ではロードバイクのイベントがいくつか開催されている。
高知県東部の室戸岬を駆け巡るロングライド「安芸・室戸パシフィックライド」、170kmを8時間以内での走破を目指す「土佐センチュリーライド」、西日本の道路で最も標高の高い場所を通過するUFOライン(高知県いの町道瓶ヶ森線)での雪壁ライド「UFOラインアタック」、西南高知の魅力あふれる景観と走りごたえのあるコースがたっぷり楽しめる「四万十・足摺無限大チャレンジライド」などがある。
また、シクロクロスのイベント「高知シクロクロス」も人気イベントである。
5.高知県のヒルクライム
高知県には挑戦挑戦すべきヒルクライムが4つある。
愛媛経由の地芳峠(愛媛県上浮穴郡・高知県高岡郡)、四万十町大正経由の杓子峠(高知県四万十市・高知県高岡郡)、四万十市住次郎経由の杓子峠(高知県四万十市・高知県高岡郡)、高知経由の地芳峠(高知県高岡郡・愛媛県上浮穴郡)である。