宮城県は、北は岩手と秋田、西は山形、南は福島に接する太平洋側に位置する東北地方の件である。平均高度は230m、最高地点は刈田郡蔵王町と同郡七ヶ宿町の蔵王連峰にある屏風岳の1,825mである。

全般的な気候の特徴は、夏は酷暑が少なく、冬も東北の中では降雪量が少いため過ごしやすい。年間の平均気温は12.8℃と全国で7番目に低く、年間日照時間は全国18位で2,093時間、年間降雨量は全国32位の1,417mmである。

県庁所在地は仙台市。
東北6県の中で面積は最小だが人口は最多の230万人で、うち25歳以上のサイクリング人口は82,000人と、25歳以上人口100人あたりの数は全国34位である。

1.宮城県出身の選手

宮城県には競輪場はないものの宮城県出身の競輪選手は少なくなく、仙台市出身者の阿部道・阿部力也・大熊正太郎・早坂秀悟、名取市出身の荒川秀之助、大崎市出身の門脇真由美、蔵王町出身の平間誠記、他にも荒川玄太、小山靖、河内剛、菅田彰人、菅田順和、菅田壱道などがいる。

2.宮城県の自転車道・サイクリングコース

宮城県には大規模サイクリングロードとして、仙台市宮城野区岩切〜亘理町沖を結ぶ総延長43.4kmの「仙台湾自転車道」、石巻市新橋〜松島町高城を結ぶ総距離31.5kmの「奥松島自転車道」などがある。

他にも中規模サイクリングロードはいくつかあり、登米市中田町浅水～中田町上沼を結ぶ全長8.3kmの「中田町サイクリングロード」、遠田郡美里町字志賀町～美里町木間塚の鳴瀬川堤防に沿ったサイクリングスポット「鳴瀬川サイクリングロード」、岩沼市・阿武隈橋～亘理大橋を結びフィッシングやバードウォッチングが楽しめる「阿武隈川サイクリングロード」、名取市を始め、仙台市や岩沼市などを通り、亘理町へと至る「仙台亘理自転車道」、石巻市水明町～東松島市大塚を結び途中で様々なスポットに巡り会える「石巻松島自転車道」などがある。

3.宮城県の自転車イベント

宮城県では160kmを8時間以内に走るセンチュリーライド「宮城県センチュリーラン大会（宮城県サイクリング協会）」が開催されていた。しかし震災以降は中断されている。心から一日も早い再開を祈る。

しかし、東日本大震災の復興支援と震災の記憶を残していくことを目的とした自転車イベント「ツール・ド・東北」、2017年より始まった「宮城・山形「絆」ツール・ド・347」、JBCFのサイクルロードレース「せんだいサイクルフェスティバル」、大崎市化女沼周辺特設コース（1周3.8km）「クリテリウム・みやぎ大会」、蔵王エコーライン・蔵王ハイラインが舞台のロードレース「日本の蔵王ヒルクライム」など、宮城県では数多くの自転車イベントが開催されている。

4.宮城県のヒルクライム

宮城県には挑戦すべきヒルクライムが8つある。

泉ヶ岳ヒルクライム（仙台市）、宮城経由の鬼首峠（大崎市・秋田県湯沢市）、秋田経由の鬼首峠（大崎市・秋田県湯沢市）、
エコーライン手前の蔵王ヒルクライム・エコ（刈田郡）、フルクラスの蔵王ヒルクライム・エコ（刈田郡）、上品山（石巻市）、剣道29号経由の箟岳山（遠田郡）、宮城経由の花立峠（大崎市・山形県最上郡）である。