長崎県は、東に佐賀と接する九州の北西端にある県である。平均高度は全国で4番目に低い135m、最高地点は長崎県の島原半島中央部にそびえる火山「雲仙岳」1,486mである。
気候の特徴は、全般的には温暖で寒暖差も小さいが、大陸に近いために寒波の影響を受けやすく、真冬日が観測されることもある。年間平均気温は高知と同じく全国5位の17℃、年間日照時間は全国41位の1,761時間、年間降雨量は全国11位の2,134mmである。
県庁所在地は長崎市。
人口は約130万人で、うち25歳以上のサイクリング人口は27,000人であり、25歳以上人口100人あたりの数は全国で最も低い47位である。
1.長崎県の競輪場
長崎県には競輪場が1つある。佐世保市にある佐世保競輪場である。
佐世保競輪場は、施設所有および主催は佐世保市。競技実施はJKA西日本地区本部九州支部。電話投票の競輪場コードは85#。マスコットキャラクターは佐世保の伝統工芸品の佐世保独楽をモチーフにした「トップくん」と「ウィンちゃん」。さらに、2017年には佐世保競輪神社の巫女キャラクター「九十九島 凪海(くじゅうくしま なみ)」も誕生した。それにより、以降の開設記念競輪の開催2日目のシード優秀競走は、地元佐世保の名物料理にちなんで「佐世保バーガー賞」だったが「九十九島凪海賞」に変更された。
また、佐世保競輪場では特色ある企画が他にもあり、「珍名さん大会」なども行われている。
国内全ての公営競技場の中でも最も西にある競技場である。
2.長崎県出身の選手
元競輪選手で、2004年のアテネオリンピックにて伏見俊昭や長塚智広と共にチームスプリント種目で銀メダルを獲得した井上昌己は長崎市出身である。
他にも、荒井崇博や中頭正一、佐世保市出身の川島勝・木庭賢也・豊岡弘なども長崎県出身の競輪選手である。
3.長崎県の自転車道・サイクリングコース
佐賀県における大規模サイクリングロードは、長崎市江川町~長崎市野母崎を結ぶ20.7km「野母半島サイクリング道路(別称・長崎野母崎自転車道)」などがある。
他にも、大崎半島の海岸沿いを延長およそ7kmの「大崎公園サイクリングコース」、佐世保市・田原町~柚木町が舞台となる延長およそ5km「柚木サイクリングコース」、三井楽町後網海岸~高崎鼻~柏崎~長崎鼻を走る延長およそ9.2km「万葉の里三井楽半島サイクリングコース」などがある。
4.長崎県の自転車イベント
長崎県では、ロードバイクのイベントがいくつも開催されている。
国内はもとより国境を越えて対馬が走れる「国境サイクリングIN対馬」、大村湾の絶景と沿岸の魅力をダイレクトに味わうことができるライドイベント「大村湾ZEKKEIライド」、長崎県ならではのイベント「ツール・ド・ちゃんぽん」、開催30回を超える「壱岐サイクルロードレース」や「壱岐チャレンジロードレース」などの種目がある「壱岐サイクルフェスティバル」などがある。
5.長崎県のヒルクライム
長崎県には挑戦挑戦すべきヒルクライムが5つある。
五家原岳(長崎県諫早市)、知見寺経由の知見寺越え(長崎県佐世保市)、仁田峠(長崎県雲仙市)、山浦経由の平谷黒木トンネル(長崎県大村市・佐賀県鹿島市)、黒木経由の平谷黒木トンネル(長崎県大村市・佐賀県鹿島市)である。