新潟県は山形・福島・群馬・長野・富山と接し、中部地方の北部で日本海側に位置する県である。平均高度は401m、最高地点は新潟県と長野県の県境にまたがる小蓮華山（これんげさん）の2,766mである。

気候の特徴は、全域が日本海側気候に属していて豪雪地帯である。しかし、日本海の暖流「対馬海流」により緯度の割には冬の気温は高く、日照時間が少ないため放射冷却が起こりづらいので朝晩はさほど冷え込まない。年間平均気温は全国で9番目に低い13.7℃で、年間日照時間は全国で8番目に短い1,764時間、年間降雨量は全国12位の1,984mmである。

県庁所在地は新潟市。
人口は約225万人で、うち25歳以上のサイクリング人口は80,000人であり、25歳以上人口100人あたりの数は全国35位である。

1.新潟県の競輪場

新潟県には1つ競輪場がある。
西蒲原郡弥彦村の弥彦競輪場である。

弥彦競輪場は日本で唯一の村営の公営競技場で主催は弥彦村、競技実施はJKA東日本地区本部関東支部。車券販売のウェブサイトはKドリームスで、電話投票での競輪場コードは21#である。

1950年4月28日に、隣接する弥彦神社および宝光院の境内に開設され、2005年12月、かつての施設所有は株式会社やひこドリームから寄付を受け弥彦村所有となった。

2.新潟県出身の選手

新潟県出身の競輪選手には、吉田町（現・燕市）出身の天野康博、長岡市出身の加瀬加奈子、新潟市出身の田中麻衣美、弥彦村出身の藤原憲征・藤原亜衣里、西蒲原郡出身の諸橋愛などがいる。

3.新潟県の自転車道・サイクリングコース

新潟県における大規模サイクリングロードは、上越市大字虫生岩戸字踊浜～糸魚川市押上にかけての全長35.5kmの「久比岐自転車道（別名「上越糸魚川サイクリングロード」）」、北蒲原郡安田町小松～新潟市有明大橋にかけての全長45kmの「安田新潟自転車道 などがある。

その他、五頭山系を見ながら雄大に流れる阿賀野川沿道を走る総延長約40kmの「阿賀野川沿道コース（新潟空港〜阿賀野川河川公園〜横越〜五泉・咲花温泉）」、雪国植物園や国営越後丘陵公園など四季の花々が楽しめる総延長約55kmの「長岡市近郊コース（長岡市厚生会館〜千原が原公園〜雪国植物園〜国営越後丘陵公園〜朝日酒造〜悠久山公園〜厚生会館）」、上杉謙信ゆかりの観光スポットを巡りつつ高田平野の山沿いを走破する総延長約60kmの健脚向きコース「春日山・高田平野山沿いコース（直江津駅〜林泉寺・春日山城跡〜高田公園〜R405〜岩の原葡萄園〜川上笑学館〜雪だるま博物館〜R403〜虫川大杉〜直江津駅）」、全国規模のロードレースも行われる佐渡のダイナミックなコース「大佐渡スカイラインコース（両津港〜R350〜金井〜大佐渡スカイライン〜白雲台〜佐渡金山〜相川〜県道31〜河原田〜R350・県道237〜新穂〜加茂湖〜両津港）」などが人気のサイクリングコースである。

4.新潟県の自転車イベント

新潟県には160kmを8時間以内に走るセンチュリーライドが1つ開催されている。サトウ自転車店が主催する「センチュリーライド上信越」である。

主催者のサトウ自転車店は半世紀以上の歴史を持つ、直江津駅にほど近い上越市に店を構える自転車店である。1981年にギリシャ神話の風の神にちなんでサイクルスポーツクラブ「AIOLOS」を発足。各レース参加・トライアスロン・練習会・ツーリング・ポタリング等の自転車に関係する活動を行いつつ、センチュリーライド上信越を主催している。

その他、おいしいものを食べながら新潟市江南区の名所を巡るサイクリングイベント「いい汗 いい食 江南健幸ライド」、平成25年から開催されているタイムレース「新潟ヒルクライム」、しゃくなげ湖や八海山の麓と地元食材を使ったグルメが堪能できる「南魚沼グルメライド」、柏崎から信濃路を目指すロングライド「ぐるりん柏崎ファストラン」、信越五高原を巡るハイレベル・サイクルロード「信越自然郷・五高原ロングライド　サイクリング」、標高差800mを一気に駆け上がる大会「枝折峠ヒルクライムinうおぬま」、中山間地域の絶景と地元産農産物がたっぷり味わえる「グランツール南」、長岡の自然とグルメが楽しむ山岳ロングライド「越後長岡チャレンジサイクリング」、定番の参加賞の一つの手拭いが毎回話題となる「ツールド妻有」、本格的なMTBレースはもちろん家族で楽しめるアットホームな大会「八海山麓MTB大会」、毎年5月に新潟県佐渡市で開催される全長210kmのサイクリングイベント「スポニチ佐渡ロングライド210」など、多彩な自転車イベントが開催されている。

5.新潟県のヒルクライム

新潟県には挑戦挑戦すべきヒルクライムが2つある。
新潟ヒルクライム（新潟市）と、中貫経由の森立峠（長岡市）である。