佐賀県は、東は福岡、西は長崎に接する九州北西部にある県である。平均高度は178m、最高地点は佐賀県鹿島市・藤津郡太良町・長崎県大村市経ヶ岳にまたがる経ヶ岳(きょうがたけ)1,076mである。
気候の特徴は、比較的温暖だが冬の寒さは東京よりも厳しい。年間平均気温は大阪・和歌山・兵庫と同じく全国8位の16.7℃、年間日照時間は全国31位の1,860時間、年間降雨量は全国10位の2,253mmである。
県庁所在地は佐賀市。
人口は約800万人で、うち25歳以上のサイクリング人口は35,000人であり、25歳以上人口100人あたりの数は全国24位である。
1.佐賀県の競輪場
佐賀県には競輪場が1つある。武雄市にある武雄競輪場である。
武雄競輪場は、土地所有は一般財団法人清香奨学会で、施設所有および主催は武雄市。競技実施はJKA西日本地区本部九州支部。電話投票の競輪場コードは84#。愛称はオッズパーク武雄。
イメージキャラクターはカラスの「たけ丸」で、それにちなみ「たけ丸カップ」が開催されている。また、現役時代に競輪史上初のグランドスラムを達成した井上茂徳を讃え「井上茂徳杯」が、九州勢の中核として活躍し「闘将」を呼ばれた佐々木昭彦を讃え「佐々木昭彦杯」がそれぞれ開催されている。
2.佐賀県出身の選手
日本では「キング」と呼ばれるロードレーサー「三浦恭資」は鳥栖市出身である。
また、史上初めて特別競輪全冠制覇(グランドスラム)を達成した井上茂徳は佐賀市出身で、他にも武雄市出身の佐々木昭彦・佐々木浩三、鳥栖市出身の小林優香、多久市出身で元プロ野球選手の兵動秀治、白石町出身の西村康博など、佐賀県出身の競輪選手は数多い。
3.佐賀県の自転車道・サイクリングコース
佐賀県における大規模サイクリングロードは、佐賀市嘉瀬町荻野における43.4km「佐賀環状自転車道」がある。
他にも、昭和62年3月に廃線となった旧国鉄佐賀線跡に、総延長約5キロにわたって整備された歩行者・自転車専用道路「徐福サイクルロード」がある。
4.佐賀県の自転車イベント
佐賀県では、ゴール後の昼食と温泉入浴が嬉しい佐賀県サイクリング協会主催の「佐賀センチュリーラン」が例年開催される他、様々なロードバイクのイベントやマウンテンバイクのイベントが行われている。
5.佐賀県のヒルクライム
福岡県には挑戦挑戦すべきヒルクライムが3つある。
佐賀経由の坂本峠(佐賀県神埼郡・三養基郡・福岡県筑紫郡)、山浦経由の平谷黒木トンネル「長崎県大村市・佐賀県鹿島市」、黒木経由の平谷黒木トンネル(長崎県大村市・佐賀県鹿島市)である。