埼玉県は、北は群馬と栃木、東は茨城と千葉、南は東京、西は長野と山梨に接し、関東地方の西部に位置する内陸県である。平均高度は228m、最高地点は秩父市と長野県南佐久郡川上村の境にある三宝山の2,483mである。
気候の特徴は、冬は冷え込みが厳しく氷点下を記録する地域もある一方、夏は暑さが厳しくほぼ全域で猛暑日がみられる日本屈指の酷暑な地域である。年間平均気温は15.3℃と全国26位、年間日照時間は全国で最も長い2,366時間、年間降雨量は全国35位の1,388mmである。
県庁所在地はさいたま市。
人口は約730万人で、うち25歳以上のサイクリング人口は430,000人と、25歳以上人口100人あたりの数は全国8位である。
1.埼玉県の競輪場
埼玉県には2つ競輪場がある。
所沢市の「西武園競輪場」とさいたま市大宮区の「大宮競輪場」である。
西武園競輪場の施設の所有者は西武鉄道、主催は埼玉県で、競技実施はJKA東日本地区本部関東支部。車券販売のウェブサイトはKドリームスで、電話投票での競輪場コードは26#である。
一方、大宮競輪場の施設所有および主催は埼玉県で、競技実施はJKA東日本地区本部関東支部。車券販売のウェブサイトはKドリームスで、電話投票での競輪場コードは25#である。
2.埼玉県出身の選手
埼玉県出身の競輪選手は非常に多く、さいたま市の飯島規之・小門洋一、春日部市の石井貴子・石井寛子・海老根恵太、飯能市の岡村育子、川口市の黄金井光良、加須市の服部記義・服部雅春、狭山市の平原康多、入間市の細田愛未、久喜市の森田進、太田耕二、太田真一、片折行、小池和博、小林政春、新井正昭、高倉登、安野勝也などがいる。
3.埼玉県の自転車道・サイクリングコース
埼玉県における大規模サイクリングロードは、さいたま市浦和区~比企郡滑川町を結ぶ全長45.6kmの「荒川自転車道(別名「さいたま武蔵丘陵森林公園自転車道」)」、三郷市~幸手市を結ぶ全長35.9kmの「江戸川自転車道(別名「三郷幸手サイクリングロード」)」、川越市~狭山市を結ぶ22.6kmの「入間川自転車道(別名「川越狭山サイクリングロード」)」、比企郡川島町~東松山市を結ぶ全長12.8kmの「比企自転車道(別名「こども動物自然公園自転車道サイクリングロード」)」、東京都足立区鹿浜~埼玉県さいたま市大宮区堀の内町を結ぶ全長22.1kmの「芝川自転車道(別名「足立さいたまサイクリングロード」)」などがある。
4.埼玉県の自転車イベント
埼玉県では160kmを8時間以内に走るセンチュリーライドは1つ開催されている。埼玉県サイクリング協会が主催する「センチュリーラン埼玉」である。30回を超える開催数を誇り、利根川の流れと関東平野の広がりを実感できる素晴らしいコースである。
その他、埼玉のサイクリストのメッカ・白石峠に挑む「ときがわ町サイクルフェスタ」、初心者向けのショートヒルクライム「秩父 美の山チャレンジヒルクライム」など、様々な自転車イベントが開催されている。
5.埼玉県のヒルクライム
埼玉県には是非挑戦していただきたいヒルクライムが多くある。
小瀬戸経由の東峠(飯能市)、名栗経由の天目指峠(飯能市)、浦山経由の有間峠(秩父市・飯能市)、名栗経由の有間峠(秩父市・飯能市)、飯盛峠(入間郡・飯能市)、奥武蔵グリーンライン(入間郡~秩父郡)、刈場坂峠・虚空蔵峠(飯能市・秩父郡)、吾野経由の顔振峠(飯能市)、秩父経由の定峰峠(秩父郡・比企郡)、正丸駅経由の正丸峠(飯能市)、ときがわ町経由の白石峠(秩父郡・比企郡)、三沢経由の秩父高原牧場(秩父市)、秩父高原牧場(秩父市)、秩父経由の土坂峠(秩父郡・多野郡)、名栗経由の仁田山峠(飯能市)、皆野町経由の二本木峠(秩父郡)、東秩父村経由の二本木峠(秩父郡)、名栗経由の山伏峠(飯能市)、八坂神社経由の美の山公園(秩父市・秩父郡)、北ルートの子の権現(飯能市)、南ルートの子の権現(飯能市)、多野経由の土坂峠(群馬県多野郡・秩父郡)である。