山口県は、東は広島・島根に接し、北は日本海、西は響灘、南は周防灘に面し、関門海峡を隔てた九州とは関門橋、関門トンネルでつながっている県である。平均高度は213m、最高地点は山口県岩国市と島根県吉賀町との境界にある寂地山(じゃくちさん)1,337mである。
気候の特徴は、瀬戸内海沿岸地域・内陸山間地域・日本海沿岸地域の大きく3つに分類できるが、全県において比較的温暖であり風水害や地震も少ない。年間平均気温は埼玉と同じく全国26位で全国平均でもある15.3℃で、年間日照時間は全国38位の1,771時間、年間降雨量は全国21位の1,716mmである。
県庁所在地は山口市だが、下関市は県庁所在地を凌ぐ人口規模であり、中国地方でも広島市、岡山市、倉敷市、福山市に次ぐ5番目の規模である。
人口は約130万人で、うち25歳以上のサイクリング人口は59,000人であり、25歳以上人口100人あたりの数は全国25位である。
1.山口県の競輪場
山口県には競輪場が1つある。防府市にある防府競輪場である。
防府競輪場は、施設所有および主催は防府市で、競技実施はJKA西日本地区本部中国四国支部。車券販売のウェブサイトはオッズパークで、電話投票の競輪場コードは63#。マスコットキャラクターは「ホープくん」。2012年11月からは一部で午前9時00分に第1Rを発走する「モーニングレース」で実施されている。
2.山口県出身の選手
山口出身の自転車競技選手には、岩国市出身で甲子園出場経験を持つ競輪選手の佐古雅俊、同じく岩国市出身で女子競輪選手である田口梓乃(旧姓・三輪)などがいる。
3.山口県の自転車道・サイクリングコース
岡山県における大規模サイクリングロードは、山口市宮島町~美祢郡秋芳町秋吉を結ぶ総延長30.2kmの「山口秋吉台公園自転車道(別称・山口秋吉台自転車道)、山口市宮島町~山口市小郡下郷字東津上を結ぶ総延長36.1kmの「周防往還自転車道(別称・山口防府小郡自転車道)」、防府市新橋町~山口市徳地野谷を結ぶ総延長32.0kmの「佐波川自転車道」などがある。
4.山口県の自転車イベント
山口県ではロードバイクのイベントがいくつか開催されている。
山口県自転車競技連盟が主催する「大星山サイクルフェスタinひらお」、開催回数20回を超えるヒルクライムレース「ツール・ド・ゆう」、個人企画から始まるも今では小規模ローカルイベントとして地元の名物イベントにまで成長した「ほうふ幸せます大平山ヒルクライム」、周防大島と室津半島の2コースが同時に味わえる「サザンセト・ロングライドinやまぐち」、真夏に開催されるマウンテンバイク3時間耐久レース「汗汗フェスタ」、通称・カルストベルグと呼ばれる激坂区間を擁するロングコース「みねすとろん」、山口市南部地域のあふれる地域資源が楽しめる「ツール・ド・山口湾」、募集開始30分程度で1000人前後の参加枠が埋まる人気レース「ツール・ド・しものせき」、周防大島(屋代島)の豊かな自然がゆったり楽しめる「ツールド大島走行会」などがある。
5.山口県のヒルクライム
山口県には挑戦挑戦すべきヒルクライムが2つある。
西ルートの華山ヒルクライム(山口県下関市)と、東ルートの華山ヒルクライム(山口県下関市)である。