【ZWIFT初心者向け】ZWIFTの魅力と人気の理由
チャリストックではロードバイク買取専門店として、ロードバイクを始め、ZWIFTなどの関連商品も買取っています。そんな私たちが感じていること。それは、ロードバイクの人気と相まって、ZWIFTの買い替え需要が急増していることです。本当にここ最近、ZWIFT人気の高まりをダイレクトに感じています。
しかし、なぜZWIFTはここまで人気が高まったのでしょう。
そもそも、ZWIFTとは何なのでしょう。
ZWIFTの魅力に改めて迫ってみました。
1.ZWIFTとは
1-1.ZWIFTって何?
現在では様々なバーチャルトレーニングアプリがありますが、その中でも突出した知名度を誇っているもの。それがバーチャルサイクリングアプリ「ZWIFT(ズイフト)」です。
美しい3Dグラフィックで描かれた仮想世界をサイクリングすることができ、要求度の高いレースで自分の限界を試したり、過酷なワークアウトセッションを選択したり、アルプ・デュエズなどのアイコニックなヒルクライムに挑んだり、バーチャルワールドの中でのんびりとファンファイドを楽しんだりと、自宅のリビングルームにいながら様々なサイクリングが満喫できます。
ZWIFTは世界中のトッププロ選手も活用していて、ビギナーからトッププロまで楽しめる人気のソフトウェアです。加入者数こそ開示されていませんが、2016年10月、Tech Crunchによるとアクティブアカウント数は17万。2017年5月、CEO Eric Minはポッドキャストでアカウント数が30万に達していることを示唆し、2018年12月には、推定でアカウント数は100万を突破。日本だけでも推定3~4万人はいるとされるほど、年々人気が増しています。
また、2019年にはオフロード向けの機能も追加され、そのサービスは日に日に充実しています。
1-2.ZWIFTの魅力
ZWIFTにはいくつもの魅力がありますが、最大の魅力といったら、天候に関係なく室内でライディングできる点でしょう。雨でも嵐でも関係ありません。全天候でバイクでフィットネスができます。また、落車事故や他の自転車などの接触事故の心配もないので、ビギナーにもうってつけ。ゲーム感覚で楽しめます。
さらに、スマートトレーナーと呼ばれる室内トレーナーと組み合わせれば、中級者以上向けの本格的トレーニングプログラムになります。仮想世界の勾配に応じて自動で負荷が変わり、よりリアルな走行感でトレーニングできます。
インターネットを通じて世界中のライダーと「一緒に走ることができる」のも魅力の一つでしょう。最近では徐々にUCI(国際自転車競技連合)ワールドチームのプロ選手の愛好家も増えていて(プロ選手のアバターには専用のマークがついていて一目で確認可能)、憧れの選手とオンライン上で練習できるというのも人気の理由の一つです。
1-3.コース紹介
ZWIFTには、ワトピア、ロンドン、リッチモンド、インスブルック、ニューヨーク、ボローニャ、ヨークシャーの7コースが存在します。
ワトピアは常に開かれていますが、イベント限定コースのボローニャ以外の他5コースは「ゲストワールド」と呼ばれ、日替わり制です。
入れ換わる時間は、日本時間では13時です。しかし、プレイ中に13時をまたいでも強制転移はさせられません。13時以前に始めれば前日のコース、13時以降に始めれば当日コースとなります。
ただし、リッチモンドに関しては、11月第1日曜~3月の第2日曜の期間は「冬時間」のため14時に入れ替わります。なお、余談ですが、ZWIFT内の一日は36分56秒です。
〈裏技的テクニック〉ワイトピアやゲストワールド以外のコースを走る方法
実は、ワトピアや日替わりのゲストワールド以外のコースを走ることも可能です。その場合はZwift Hacksの各種設定ツール「Zwift-Preferences」を使います。
インストールの方法や細かい使用方法については以下の動画を参考にしてください。
Zwift-Preferences
2.ZWIFTの仕組み
ZWIFTの仕組みは簡単です。この単純さも人気の要因の一つです。
スピードセンサーなどからスピードデータが無線通信で送信され、パソコンやiPhoneなどのデバイスがそのスピードデータを受信し、そのデータがバーチャルワールドに反映されてZWIFT内のアバーターがペダルをこぎます。
自分がハードにペダリングすればアバターもハードにペダリングし、自分がペダリングを停止すればアバターも停止します。
しかし、Zwiftがその真価を発揮するのは、スマートターボトレーナーと組み合わせた時でしょう。ヒルクライム区間に入るとターボトレーナーの抵抗が強くなるなど、バーチャルワールドの勾配に応じて難易度が変化。没入感にリアリズムも付加され、それもまたZwift人気の大きな要因となっています。
3.ZWIFTに必要な7つのアイテム
たった7つを揃えれば、ZWIFTでライディングが楽しめます。この手軽さもZWIFTが人気の要因の一つです。
必要なアイテムを以下にまとめました。参考にしてください。
①ZWIFT本体(アプリ)
ZWIFTは、機材一式の名称ではありません。ZWIFTはアプリの名称です。まずは本体のアプリをダウンロードすることから始まります。
PCならは、公式ウェブサイトでアカウントを作成し、アプリをインストールします(先にインストールしてからアカウントを作成することもできます)。
iPad、iPhoneの場合は、Apple公式のアプリダウンロードサービスのApp Storeからインストールします。
Android端末の場合は、Google playからインストールします。
②ZWIFTを動かすデバイス
ZWIFTのアプリを動かすためのデバイスも必要です。
具体的には
PC、iPad、iPhone、iPod、Apple TV、Android端末です。
要件は以下の通りです。
a)PCの場合
macならOS10.9以上、WindowsならWindows 7(64bit)以上のバージョンが必要です。これ以下のものではZWIFTは起動しません。
b)iPad/iPhoneの場合
iPadなら、モデルとしてはiPad Pro、iPad Airかそれ以降のもの、iPad mini 2かそれ以降のもの。iOSのバージョンは9.0以上。
iPhoneなら、モデルとしてはiPhone 5S、iPhone SEかそれ以降のもの。iOSのバージョンは9.0以上。
c)Android端末の場合
OSはAndroid 6.0かそれ以降。
なお、対応機種は次の公式サイトを参照。
https://forums.zwift.com/t/android-supported-devices-updated-dec-22-2019/44902
③「スマートトレーナー」または「クラシックトレーナー+ パワーメーター or スピードセンサー」
ZWIFTを楽しむには、「スマートトレーナー」または「クラシックトレーナー+パワーメーターorスピードセンサー」のどちらか一つが必要です。
スマートトレーナーとは、ZWIFTとペアリングされて自動で負荷が変わるインドアトレーナーです。
スマートトレーナーがない場合でも、「クラシックトレーナー+パワーメーター」あるいは「クラシックトレーナー+スピードセンサー」でプレイできます。
クラシックトレーナーは、いわゆる昔ながらのローラー台、3本ローラーのことです。
④バイク
ZWIFTをプレイするには、もちろんロードバイクが必要になります。車種は特に指定がなく、基本的にクラシックトレーナーやスマートトレーナーに設置ができればどんな車種でもプレイできます。
⑤デバイスを置く台など
意外と盲点なのが、PCやiPadなどのデバイスを置く台です。
こちらは必須ではありませんが、ないと非常にプレイしづらくなりますから、あらかじめ用意しておくことをオススメします。
⑥インターネット環境
ZWIFTのプレイには、インターネット接続が必須です。オフラインでのプレイはできないので、ネット環境には注意しましょう。
⑦お金
ZWIFTは無料アプリではありません。月額で1650円(税込)かかります。
ただし、アプリをインストールしたのち7日間、または25km走行するまでは無料でプレイできますが、その期間内に料金を支払わないと実質的にプレイ不能となります。
4.まとめ
ZWIFTの魅力は大きく3つあります。
第一に、天候に関係なく室内でライディングできる点。雨でも雪でも、寒くても暑くても、全天候でバイクでフィットネスが可能です。また、事故の心配もないのでロードバイクのビギナーにも適しています。
また、スマートトレーナーと呼ばれる室内トレーナーを採用すれば、本格的トレーニングプログラムにもなるのでロードバイク中級者以上にも使えます。
第二の魅力は、インターネットを通じて世界中のライダーと「一緒に走ることができる」点です。さらに嬉しいことに、最近では徐々にUCI(国際自転車競技連合)ワールドチームのプロ選手の愛好家も増えていて(プロ選手のアバターには専用のマークがついていて一目で確認可能)、憧れの選手とオンライン上で練習できる点も大きな魅力です。
第三の魅力は、ZWIFTの導入は簡単である点です。
必要となるのはたったの7つ。
①ZWIFT本体(アプリ)
ダウンロードしてインストールするだけ。
②ZWIFTを動かすデバイス
誰もが一つは持っている、PC、iPad、iPhone、iPod、Apple TV、Android端末があればOK。
③「スマートトレーナー」または「クラシックトレーナー+ パワーメーター or スピードセンサー」
こちらに関しては別途購入が必要ですが、あまり費用をかけずに構成することも可能です。
④バイク
車種に指定はありません。基本的にクラシックトレーナーやスマートトレーナーに設置できればどんな車種でもOK。
⑤デバイスを置く台など
必須ではありませんが、あると便利。ちなみに、どんなものでもOK。
⑥インターネット環境
通常のインターネット環境が整って入ればOK。
⑦お金
月々1650円かかりますが、世界中のライダーと美しいグラフィックをいつでも走れると思えばそこまで高くはないのではないでしょうか。ちなみに、世界中では100万人を超すズイフターが存在すると言われています。
今後、ZWIFTはより人気が高まると予想されています。
いかがでしょう?
自宅で、世界を走りませんか。