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北海道

北海道は日本の最北部にあり,本島および利尻島,礼文島,奥尻島などからなる地域である。平均高度は311m、最高地点は石狩山地の大雪山(旭岳)の2,291mで、全般的な気候の特徴は、道南の一部沿岸地域では西岸海洋性気候や温暖湿潤気候が見られるものの、ほぼ全域が亜寒帯湿潤気候である。年間の平均気温は9.3℃と全国で最も低く、年間日照時間は全国25位で1,913時間である。

県庁所在地は札幌市。
人口は538万人で、うち25歳以上のサイクリング人口は337,000人と、25歳以上人口100人あたりの数は全国6位を誇る。

1.北海道の自転車道・サイクリングコース

苫小牧市丸山~千歳市春日町にかけて総延長22.9kmの「支笏湖公園(しこつここうえん)自転車道」、釧路市の市街地を流れる新釧路川の鶴見橋と釧路市阿寒町の中央公園を結ぶ総延長24.4kmの「釧路阿寒(くしろあかん)自転車道」、網走市網走駅近くの網走川添いを起点として北見市常呂町のサロマ湖湖岸を結ぶ総延長40.2kmの「オホーツク自転車道」など、北海道には人気の高いサイクリングロードがいくつもある。特にオホーツク自転車道は総距離の約7割に相当する29kmが水辺を走るため、風光明媚なサイクリングロードとして非常に人気が高い。

また、北海道はツーリングも人気なことからライダーハウスも数多い。
札幌市には「ライダーハウスランデブー」「串焼居酒屋&ライダーハウスねこじゃらし」「旅の宿 シューティングスターロマンス」、千歳市には「ちとせライダーハウス」「支笏湖モーラップ樽前荘」、石狩市には「ライダーハウスKAZE」、小樽市には「ライダーハウスだはんこき舎」「渡り鳥哲也」「レストハウスおしょろ」、室蘭市には「白鳥の宿」、函館市には「ライダーハウス・ゴン吉の宿」「函館ミートライダーズハウス」「函館ライダーハウスパゴパゴ」「民宿ライム・ライト」、帯広市には「ライダーハウスおかやす」「ライダーハウス ヤドカリの家」「大正カニの家」などがある。

2.北海道の競輪場

函館市には全国初のナイター競走(スターライトレース)を採用した競輪場「函館競輪場」がある。施設所有および主催は函館市で、競技実施はJKA東日本地区本部北日本競技部。車券販売のウェブサイトはKドリームスで、電話投票における競輪場コードは11#である。

3.北海道出身の選手

競輪場があるためか北海道出身の競輪選手は非常に多く、久保千代志や佐藤喜知夫、バンクーバーオリンピックのスピードスケート代表選手である小原唯志、カルガリーオリンピック・スピードスケート代表選手である谷幸宏を始めとし、浦幌町出身の飯山泰行、札幌市出身の奥井迪、函館市出身の菊地圭尚・俵信之(1987年世界選手権、プロ・スプリント優勝者)、釧路市出身の杉本正隆、大樹町出身の杉森輝大(トリノオリンピック・バンクーバーオリンピックではスピードスケート代表選手)、斜里町出身の武田豊樹(ソルトレイクシティオリンピックではスピードスケート代表選手)、稚内市出身でソルトレイクシティオリンピック・トリノオリンピックにてスピードスケート代表選手だった渡邊ゆかりなどがいる。

4.北海道の自転車イベント

北海道では「ツール・ド・北海道国際大会」が毎年開催されている。グレードはUCIアジアツアー2.2で、2011年までは日本最大のステージレースだったが近年は規模を縮小。近年はツアー・オブ・ジャパン、ツール・ド・熊野に次ぐ3番目のレーススケールとなっているが、160kmを8時間以内に走るセンチュリーライドは6大会開催されている。「オホーツクセンチュリーライド網走(網走サイクリング協会・主催)」「知床センチュリーライド(知床サイクリングサポート・主催)」「斜里岳一周センチュリーライド(知床サイクリングサポート・主催)」「センチュリーラン十勝大会(十勝サイクリング協会・主催)」「センチュリーラン羊蹄山麓大会(室蘭サイクリング協会・主催)」「丘のまちびえいセンチュリーライド(特定非営利活動法人(NPO)美瑛エコスポーツ実践会・主催)」である。また、2014年から始まった道内最大標高のヒルクライムレース「GREAT EARTH かみふらの十勝岳ヒルクライム」なども開催されていて、北海道における自転車への人気度は依然と高い。

5.北海道のヒルクライム

北海道には挑戦すべきヒルクライムが6つある。

朝里ループ橋経由の朝里峠(小樽市・札幌市)、手稲山(札幌市)、展望台経由の十勝岳(上川郡・空知郡)、十人牧場経由の十勝岳(上川郡・空知郡)、かみふらの十勝岳ヒルクライム(空知郡)、羅臼経由の知床峠(目梨郡)である。

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